妊娠検査薬で陽性反応が出るととても嬉しいです。
しかし喜びと半面、ちょっとした体調の変化でも過敏になってしまう時期でもあります。
とくに、妊娠初期の出血はとても不安になりますよね。
今回は妊娠初期の出血でも茶色の出血についてお話したいと思います。
お話しする前にお伝えしたいことがあります。
それは、決して自己判断しないこと!
妊娠初期に出血などの症状が見られる場合、問題がない場合もありますがまずは産婦人科へ連絡するということを基本としてください。
今回の記事は参考にしていただけると嬉しいです。
妊娠初期。少量の茶色の出血はよくあること?
妊娠初期に少量でも茶色の出血をしてしまうと驚いてしまいます。
最悪の事態になってしまうかもしれないと思ってしまうこともありますよね。
出血の色には茶色の他にも鮮血、ピンクなどがありますが、茶色の出血は、出血してから時間が経ち酸化したものです。
過去の血だからといって安心はできません。
出血の色だけで決して判断はしないでください。
そんな中でも妊娠初期の少量の茶色い出血に多い原因としては、下の二つです。
・着床出血
着床出血は生理予定日の1週間前から数日前におこります。受精卵が子宮内膜に着床する際の出血で、生理的なものです。
着床出血は妊婦さんの1,2%が体験する生理的な症状です。
着床出血は茶色、鮮血、ピンクなど色は様々。
量は少量で長い期間続きません。
・赤ちゃんの成長による出血
子宮の中で赤ちゃんが成長すると子宮内の毛細血管が切れてしまって、出血することがあります。
この場合は2,3日程度、少量の出血が続く傾向があるので、この期間に収まればあまり心配はいりません。
妊娠初期に少量の茶色の出血がでてしまうのは着床出血と子宮内の毛細血管が原因の可能性が高いです。
少量で2,3,日で出血が治まるのならあまり心配はいりませんが、腹痛を伴ったり、真っ赤な血があったら要注意です。
<妊娠初期に茶色の出血が続くのは危険?/h2>
妊娠初期に茶色の出血が続いてしまう場合はどうでしょうか。
こちらも様々な原因が考えられます。
例えば、
・切迫流産
切迫流産は赤ちゃんが子宮から流れてしまう「流産」の手間で「流産になりかけている」という状態です。
まだ妊娠継続の可能性があり、心拍が確認できれば赤ちゃんに問題ない場合もあります。
・子宮外妊娠
子宮外妊娠は本来であれば子宮内膜に着床するはずの受精卵が、子宮内膜以外の場所に着床してしまうことです。
大量出血の可能性があるので非常に危険です。
茶色の出血が続く場合上の二つだとは言い切れませんが、注意が必要です。
かならず産婦人科へ連絡しましょう。
妊娠初期の茶色の出血と流産の可能性は?
妊娠初期で一番心配なのは流産です。
流産は妊娠12週までに起こりやすく、全体の80%が妊娠初期のこの時期におきてしまいます。
流産の割合は8~15%。
残念ながら多くの人が経験してしまうことなのです。
流産の兆候としては出血、下腹部痛、悪阻がなくなるなどありますが、症状は人それぞれで一概にはいえません。
茶色の出血が鮮血になりそのまま流産になってしまった方もいます。
まとめ
妊娠初期の出血。
特に茶色の出血が少量の場合と続く場合の、流産との関係性についてお話ししました。
少量の出血や2,3日で出血が治まる場合はあまり心配はいりませんが、何か変化がある場合は危険な状態の可能性もあります。
何度もしつこいようですが、自己判断せず産婦人科に連絡をしてください。
妊娠初期の大切な時期。
赤ちゃんを守れるのはお母さんしかいません。
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