産婦人科の待ち時間はなぜ長いのか、理由を知るとイライラしなくなった

妊娠

産婦人科の待ち時間は長いですよね。

生理不順で学生のころから出産にいたるまで数か所の産婦人科へ行きましたが、どこも混み合っていました。

待ち時間は1時間なんてあたりまえです。

長いときは2時間半も待たされました。

特に妊娠中は「辛いのになぜこんなに待たなくてはいけないんだ。」とため息をつきながらイライラしてしまいました。

しかし、とある事をきっかけに長い待ち時間にイライラしていた気持ちが変わったのです。

産婦人科の待ち時間に毎回イライラしてしまう

産婦人科の待ち時間は長いです。

他の科はこんなに待つことはありませんでした。

予約をしても1時間待たされることもありました。

しかも、激混みなのに「只今緊急の処置がある為、診察を一時休止しています。」のお知らせがある時もあります。

受付には数人の妊婦さんがクレームを言っている様子でした。

私はイライラをぐっと堪えましたが、「早くして―」と心の中で叫んでいました。

妊婦健診の度に長い待ち時間にイライラしていました。

しかし、たまたま出産をした病院で頂いた「妊娠・出産を安心して迎えるために 産婦人科医きゅー先生の本当に伝えたいこと を読んで産婦人科への待ち時間のイライラが無くなっていったのです

とても分かりやすい本でした。

妊娠中、困った時、心配になった時は先生の本を読んで、なるほど~なるほど~勉強させてもらいました。

ブログには産婦人科医である先生の目線で社会問題へのコラムがあったり、大人の為の性教育について書かれていてとても勉強になりました。

産婦人科の待ち時間がなぜ長いのかを教わる

無痛分娩について書かれている記事がありました。

私は無痛分娩で長男を出産したので興味深く読ませてもらいました。

様々なことを書かれていたのですが、無痛分娩が日本に普及しない理由が書かれていたんです。

無痛分娩が日本に普及しない理由、それは産婦人科医が忙しい、少ないからだと。

産婦人科医の先生が足りていない、やることが多いから無痛分娩が普及しない。

というのを論理的に分かりやすく説明してくれています。

この記事を読んで産婦人科の待ち時間が長いことにつながる気がしました。

私たちから見ると産婦人科医仕事って外来と出産の時しか思い浮かびませんが、その他にも緊急患者の受け入れや若手の教育も仕事にあります。

それにレセプトチェック、保険の書類作成、学会の準備など事務的作業もあるそうです。

外来以外にもこん地味な仕事もやっているなんで知りませんでした。

また、医師不足の為、一人の医師が診る患者数がすごく多いんです。

午前中の5時間で一人あたり40人診察しなければいけないとか。

単純計算で一人あたり7.5分の診察時間です。

この短い時間で患者さんの病状を見なくてはいけない。

確か私の通った産院も、毎回2人体制で待合室一杯の妊婦さんを見ていました。

仮の計算をしてみると30分に3人程予約できたので、9:00~13:00だと医師一人当たり36人の患者さんを診なければいけません。

妊婦健診って、不安なことをいろいろ聞いてもらいたくなりますよね。

でも、一人の診察時間が長くなるほど、後の人の待ち時間が長くなる。

なぜ長いのか分かった気がします。

待たされる方もつらいが産婦人科医の方がもっとつらい

患者として予約をしたはずなのに数時間も待つのは辛いです。

でも産婦人科医方がもっとつらいのではないかと思います。

産婦人科医には忙しい、人数が少ないだけでも激務ですが他にも大変なことが沢山あります。

24時間体制だし、訴訟が多いそうです。

24時間体制なのは私も妊婦だったので分かります。

それに訴訟についても、よくニュースで報道されていますよね。

医師の年収が高いのは知っているけど、いくら高額な年収を支払われても、こんなハードな仕事はしたくありません。

その前に頭がついていけないので私には無理ですが(;^ω^)

人手不足、忙しい、24時間体勢、ミスは許されない。

こんなブラックすぎる仕事、いくらお金を出されてもしたくないと思う人が多いのでは。

むしろハードワークに就いた産婦人科医を尊敬しますし、何故産科医になりたかったんだとうと聞きたいくらいです。

きゅー先生には産婦人科医になろうと決めたきっかけは

それは、「2才年上の医師が緊急の帝王切開で母子の命を救ったことが産婦人科になったきかっけだった」。

産婦人科の仕事は大変だけど生命の誕生に手助けしたい、母子の命を救いたい。

私の勝手な推測ですが、そんな気持ちで仕事をしている人が多いのではないかなと思いました。

私たちの思う以上に多忙で泥臭くて大変な思いをしている。

でも、そんな道を自ら選んだ凄い人と思うようになりました。

そっけなく感じてしまうこともあるけれど、効率よく診察する為なんだと思うようにもなりました。

短い時間でも情熱をもって診療してくれているんじゃないかと思います。

産婦人科の待ち時間を辛いと思っていた私ですが、今は先生を尊敬の眼差しで見ています。

もちろん待ち時間にもイライラしません。

まとめ

産婦人科の待ち時間にイライラしていた私ですが、今では辛いとも思いません。

産婦人科医の置かれている立場、大変な仕事が分かったからです。

産婦人科の先生方、勝手にですが尊敬し応援しています。

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