私が多嚢胞性卵巣症候群だと分かったのは結婚前。
生理が終わったばかりなのに突然の出血。
病院へ駆け込むと「多嚢胞性卵巣症候群の可能性がありますね。他の人よりも妊娠する確率が低いので妊娠したいと思ったら病院へいってくださいね。」と言われました。
聞きなれない病名と突然の不妊宣告に頭が真っ白になったのを覚えています。
私は妊娠できるのか。
当たり前のように描いていた家族での生活はできるのかと不安になっていました。
今回は当時そんなように感じていた私が妊娠した体験をもとにお話ししたいと思います。
多嚢胞性卵巣症候群は妊娠できるの?
多嚢胞性卵巣症候群と診断されて真っ先に思うことは「妊娠できるか?」という疑問です。
冒頭でも言ってしまっていますが私は…妊娠できました!
早めに子供が欲しかったのと「妊娠しづらい。」という医師の言葉がずっと頭にあったので結婚してからすぐに不妊専門のクリニックへ行きました。
一言で多嚢胞性卵巣症候群といっても月経不順や無月経(生理が三ケ月以上来ない)、無排卵月(生理があっても排卵はしていない)など症状は様々です。
他にも不妊の原因が隠れているかもしれませんし。
様々な検査の結果、私の場合症状は軽度だったので、薬を飲みながらお腹の様子を診察してもらうという治療が続きました。(タイミング法という治療。)
この時は「症状は軽いんだ!ならすぐに妊娠できるんじゃない?!」なんて思っていましたが、次の章で書くように少し時間はかかってしまいました…
一番大切なことは多嚢胞性卵巣症候群と分かっていている、もしくは生理不順、無月経などの症状がある場合はできるだけ早く病院を受診することです。
特に妊娠を希望している時はできるだけ早く病院へ行くことをおススメします。
どのくらいで妊娠できた?
次にお話しするのは妊娠できるまでの期間です。
私の場合、通院してから妊娠に至った期間は1年3ヵ月です。
薬で排卵しやすくして1年3ヵ月で、に12回生理が来るようになりました。
放置をしていたら同じ期間でも6~8回くらいしか生理が来なかった思います。
話がややこしくなりますが、この内排卵して妊娠が可能な周期は9回。
(検査なので妊娠を避けるべ時があった為)
結果的に9回の生理を経験して妊娠にいたりました。
長いと感じますか?
一般的に不妊と定義されるのは1年です。
この観点からみるとそんなに長くはないと分かります。
多嚢胞性卵巣症候群の妊娠確率は?
スウェーデンの大学の研究論文には多嚢胞性卵巣症候群でも妊娠可能性は86.7%あるという結果がでています。
そのうち自然妊娠できたのは73.6%です。
ちなみに健康な女性の妊娠率は91.6%。
多嚢胞性卵巣症候群の妊娠確率は予想外に高いように見えます。
しかし“自然妊娠”という言葉が引っかかります。
不妊治療で体外受精や人工授精ときくと自然妊娠ではないなと分かりますが、ほとんどの病院で最初に治療するタイミング法は自然妊娠にはいるのか疑問です。
私の経験からすると、健康な女性と比べると妊娠する確率は減ってしまうと思います。
規則的な生理周期は28日です。
簡単に数えると月に一回排卵があるので年間を通して12回妊娠できる期間があります。
私が通院せず、薬を服用しない場合生理が来るのは2,3ヵ月に一回。
1年だと4~6回しか来ないことが分かります。
妊娠できるチャンスが少なくなってしまいます。
でも、安心してください!
排卵が正常に行われていれば受精の可能性は変わりませんし、私のように薬の服用で排卵を定期的に起こすことができます。
前向きに頑張りましょう。
まとめ
多嚢胞性卵巣症候群は妊娠できるのか、その確率と期間をお話ししてきました。
一番お伝えしたいことはまず生理に異常があればできるだけ早く病院を受診することです。
もし、多嚢胞性卵巣症候群と診断されても大丈夫。
しっかりと検査をし適切な治療をすれば妊娠できます!
初めて多嚢胞性卵巣症候群と診断されたときは絶望のど真ん中でしたが、今は病気を早く知って通院できてよかったと思います。
治療もつらい時もありますが、いつか出会える赤ちゃんの為に前向きにいきましょう。
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