周産期医療のあるさいたま市立病院で出産して良かった体験談

産院体験談

私は32歳の時に、さいたま市立病院で出産しました。

本当は近所で人気のあるレディースクリニックで産みたくて通っていましたが、32歳だとリスクが高いので周産期医療(周産期とその前後の期間の母体・胎児・新生児に生じがちな突発的事態に対応するための、産科と新生児科とを統合した医療)が整っている市立病院に行って下さいと紹介状をもらい、転院することになりました

市立病院には周産期センターがあり、いわゆるテレビドラマの「コウノドリ」のように出産時になにかトラブルが発生し、子供に異常があってもそのまま専門医にみてもらえるという安心できる設備が整っています。

結果的に妊娠8か月で帝王切開にて出産したので、こちらの病院に転院してよかったです。

さいたま市立病院の有名な女医さん

さいたま市立病院には女ブラックジャックと呼ばれている有名な女医さんがいます。

市内のリスクのある妊婦はみんなここに来るのと女医さんの人気の為、いつも混んでいて検診時の待ち時間が長いのが不満でした。

検診が痛くないと評判が良かったので私もその女医さんに診てもらいましたが、本当に痛くなくてビックリしました。

希望の病院ではなかったけれど、市立病院に回されて良かったなと思いました。

先生は性格もサッパリしていて、こちらが何かお願いをしても先生が判断してダメだと思ったことは厳しく言われますが、妊婦にとって良いと判断した時は一般的にはダメな事でもOKしてくれます。

そういう面でも人気があるのがうなずけます。

前置胎盤になって入院中に辛かったこと

妊娠初期に突然出血をしてしまい、もう流産したかと思い診察をしてもらったところ前置胎盤とのことでした。

前置胎盤とは胎盤が子宮口にかぶっている状態のことで、出血しやすいそうです。

6ヶ月を過ぎてからは出血をしてしまう度に入院をしました。

早産を防ぐ薬を点滴で入れていましたが、体にあまり合わないようで辛いと看護師さんに訴えても先生に掛け合ってくれませんでした。

「先生に伝えてもらえませんか?」と言っても、「大事な薬ですから我慢してください」と言われました。

それはこの病院の融通がきかない所だと思いました。

多分、いちいち患者の気持ちを汲んでしまうと看護師も医師も大変だから伝えないのかなと思いました。

しかし女医さんに自分からお願いしたら、すぐに薬の量を減らしてくれました。

入院生活は長くて辛いものなのに、看護師さんはいつも忙しそうで不安な気持ちに寄り添ってくれませんでした。

中には優しい看護師さんもいましたが、担当を選べないので態度の悪い方が夜勤の時は「夜中に出血しませんように」と祈っていました。

ただでさえマタニティブルーなのに、気を使わなければいけなかったことが辛かったです。

夜中に大出血し、帝王切開へ

結局妊娠8ヶ月で早産となり出産したので、周産期医療のある市立病院に入院できて良かったです。

早産の危険があったのであらかじめ入院していたのですが、夜中に何か嫌な予感がしてトイレに行ったら大出血していて驚きました。

トイレからナースコールをして手術室まで運んでもらい、女医さんを待って翌朝に帝王切開しました。

切開した場所は右側は女医さん、左側は新人のお医者さんが縫ってくれました。

だいぶ時間が経ってから気づきましたが、女医さんが縫った右側は手術の跡が全く残りませんでしたが、新人の方が縫った左側はつまんだような跡が残ってしまいました。

縫う手際も良くて跡も残らなかった女医さんに全部縫ってもらいたかったです。

さいたま市立病院で出産してよかった

市立病院は夜間・休日の出産だと値段が高く、平日・昼間だと安く済みます。

我が子は平日昼間でしたので、費用は20万円くらいでした。

帝王切開は手術なので保険がおりるので、出産費用は手当と合わせたらものすごい黒字でした。

妊娠8か月で産まれた子供は未熟児でしたが、すぐに保育器に運ばれて無事でした。

周産期医療の未熟児の先生と看護婦さんは本当に優しくて、小学校に上がるまでの6年間、ずっと経過観察してくれました。

周産期医療で本当に良かったです。

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