助産師さんの助言に救われた、はびきの医療センターでの出産体験談

産院体験談

私は大阪在住、34歳の主婦です。

大阪市内にある大阪鉄道病院で約2年間、顕微授精による不妊治療を受けていました。

結婚以来10年、子供が授からず検査したところ卵巣嚢腫がみつかり手術を受けていたので、顕微受精が子供を授かるための唯一の道でした。

不妊治療は想像以上に体力を削り、精神的にも苦しい日々でした。

「他の人は痛い思いをしなくても自然に授かっているのに…」

「仕事もやめて治療に専念し、お金も時間もかけても授かる保証はないんだ…」

と、不安な日々でしたが、運よく三度目の受精卵の移植で、妊娠することが出来ました。

そこから出産に至るまでお世話になった「はびきの医療センター」での体験を記していきたいと思います。

産院選びは二択しかなかった

不妊治療は大阪鉄道病院で受けましたが、めでたく授かったもののそこでは出産は取り扱っていないとのことでした。

新しく妊婦健診、出産のための病院を探す必要があり、インターネットで近くの産院を探しましたがどこも健診はしているものの出産まで見てくれるところはありませんでした。

結局、車で片道20分ほどかかりますが「はびきの医療センター」に決めました。

母子同室かどうか、口コミはどんな感じかなど他の病院と比較して検討したかったんですが、私が住んでいる羽曳野市内で出産を扱ってくれる病院は二択ほどしかありませんでした。

どちらにしても同じくらいの距離だったので、電話応対で好印象だった「はびきの医療センター」に決めましたが、出産した今もこちらを選んで良かったと思っています。

初めての妊娠生活…体重管理に苦しむ日々

出産経験のある姉から「妊娠してからどんどん太って、お医者さんに毎回体重管理について怒られた」と聞いていたので、私も食べ過ぎないよう注意していました。

幸い、はびきの医療センターで私をみてくれた先生は体重管理に関してうるさく言わない方でした。

むしろ「好きなものを食べていいよ」と言ってくださいましたが、私自身が「太ってしまい産道が狭くなり難産になることになったらどうしよう」と恐れるあまり、極端に体重管理や食事に神経質になってしまいました。

毎食毎食「これは何キロカロリーあるんだろう」「朝食べちゃったから昼はお茶だけにしよう」など、お腹の赤ちゃんへの栄養の事よりも、体重管理に頭がいっぱいになってしまいました。

もうすぐ親になるというのに、自分の体型、体重のことばかり考えてしまうことが情けなく、つわりの辛さもあって妊娠生活は決して楽しいものではありませんでした。

お腹の赤ちゃんに「ごめんね」ばかり声をかけてしまっていたと思います。

それでも、体重測定が終わった妊婦健診の後でランチバイキングに行ったり、無事に育っている胎児のエコーを見ることを励みに妊娠生活を乗り切りました。

初出産…はびきの医療センターの助産師さんの助言に救われた日々

はびきの医療センターでの妊婦健診は、とても満足のいくものでした。

患者の数が膨大で、担当医に質問することがためらわれるくらい忙しそうなのが少し残念でしたが、決して不親切という態度ではありませんでした。

診察後は希望すれば助産師さんの話を個室で聞くこともできたので、健診後は安心して帰ることができました。

助産師さんたちが気さくで、「健診以外でも、不安になったら電話か病棟に来てくれて話しかけてくれれば、いつでもお話し聞きますので」と言って下さったのが良かったです。

出産の日も助産師さんと夫とほぼ三人で乗り切りましたが、私が必要以上に取り乱したりしないように「赤富士はもう書かれましたか?」など話しかけてきて痛み逃しに努めてくれていました。

初産でしたが自然分娩で9時間程と、おかげさまで安産で済みました。

健診や出産の費用も、妊娠中順調だったこともあり妊婦健診チケットを使い切りほぼ無料でした。

費用としては、産後の便秘を改善するマグネシウム薬代くらいしかかかりませんでした。

不妊治療を終えてからは普通の妊娠生活と同じで、経過もよく診てくれた「はびきの医療センター」で出産できて良かったと思います。

後悔といえば、もっとお医者さんの寛大な「食べてもいいよ」の言葉を素直に聞いて、神経質にならず妊婦生活を楽しめばよかったです。

出産を終えた今、また不妊治療を再開して二人目を検討していますが、とりあえず我が子を取り上げてくれた病院と我が子に言いたいです。

「私達を親にしてくれてありがとう」と…。

 

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