母体に負担をかけない不妊治療が実って無事に妊娠した妊活体験談

妊活体験談

私は当時、事務職のOLで35歳で結婚して最初の1年は普通に過ごしていました。

特別な事を何もせずとも、赤ちゃんは自然に授かると思い込んでいましたが、36歳になっても一向に妊娠の気配がありませんでした。

そこで不妊治療を含めた妊活を開始することにしました。

治療法やかかった費用など、具体的にお伝えしようと思います。

なかなかうまくいかない人工授精

夫と相談の末、近くの不妊治療専門クリニックに相談に行き、まずは基本的な方法から始めました。

基礎体温をつけ、フーナーテスト(性交後に子宮頸管の粘液内にある精子の状態を確認するための検査)を行い、排卵日を確認した上でのタイミング法です。

卵管の検査もしましたが、結局私にも夫にも特に異常は見当たりませんでした。

たまたま妊娠しなかっただけだろうなとこの頃は軽く考えていました。

原因が分からない不妊というのが一番やっかいなもので、とりあえず人工授精へ踏み切りました。

人工授精だけならまだそれほど費用はかからず、特に身体に問題も見当たらないのですぐに妊娠するだろうなと軽く考えていました。

でもそれは間違いでした。

毎月連続で失敗するにつれ「あれっ?」と考えるようになり、段々と焦りが出てきたと思います。

結局、6回の人工授精で一度も妊娠する事はなく、これは体外受精に踏み切るしかないと医師に勧められて体外受精に挑む事になりました。

人工授精を何度も行うにつれ、自分の認識がどれだけ甘かったのかという事を思い知らされました。

妊娠しやすい身体づくり

体外受精にステップアップするにあたって、身体作りをしっかりして体調を万全に整えようと思いました。

6回もの人工授精の失敗から、沢山の書物を読み、ネットから情報を拾い集めました。

身体に良いサプリや鍼灸など、片っ端から試してみました。

身体を冷やさない飲み物など、食生活にもかなり気を遣いました。

私の場合、鍼灸院に通ったのは特に効果があったと思います。

不妊治療専門の鍼灸院でしたが、やはりお腹が冷えて硬くなっていると言われ、まずはそこからの改善を始めました。

全身の鍼治療はエステのようで、アロマの良い香りでリラックスして受ける事が出来ました。

通うのが楽しみになり、体質改善に前向きになれたのもこの鍼灸院のおかげだと思っています。

鍼灸と同時に、お灸も試してみました。

薬局などで市販されているせんねん灸などの手軽なタイプのお灸です。

自宅でも手軽に出来るので毎晩試してみました。

特に足首の三陰交というツボは毎回かかせません。

このツボを刺激する事で血の巡りが良くなり妊娠しやすくなるとも言われています。

そうやって鍼治療やお灸、妊娠に効くという当帰芍薬などの漢方を試し、カフェインやアルコールを控えて徹底的に身体作りに励み体外受精に備えました。

不妊治療のお休み期間はおよそ2ヶ月くらいですね。

体外受精をし、念願の妊娠そして出産

体外受精を始めるにあたって、まずは仕事を辞めました。

フォリスチムという排卵誘発剤を毎日決まった時間に2回、病院で打たなければならないからです。

昼と夜、時間厳守です。

とても仕事など続ける事は不可能です。

覚悟を決めて挑みましたがこの期間は特に辛かったですね。

それでも最初の採卵では優良は卵子が採取できず、体外受精は断念せざるをえなくなりました。

2度目も同じです。

卵子は15個ほど採卵できたものの質が悪く、受精には至りませんでした。

医師に「子どものいる人生以外の選択も考えたほうがいい。」と言われ、ショックでかなり落ち込みました。

ですがやはり諦めたくない。

思い切って病院を変えてみました。

鍼灸院はそのまま引き続き続けていました。

転院先の病院は、自然採卵を主に行っている有名なクリニックです。

まずはそこから、身体に優しい排卵誘発方法で採卵しました。

卵子は数は多く採取できませんが、受精可能なほど卵子の質は高くなりました。

身体に負担をかけない事が大切だという事が身にしみました。

結局そのまま6度の体外受精(内2回は顕微授精)を行い、その6回目でやっと妊娠する事が出来ました。

その後無事に元気な赤ちゃんを出産しました。

大事なのは母体に極力負担をかけない事だと身に染みました。

かかった費用は250万前後です。

体外受精にこぎつける前の段階での失敗が多かったので、体外受精トータル8回でもこの費用に抑えられました。

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