35歳から始めた妊活と不妊治療の末にたまたま授かった体験談

妊活体験談

私は現在38歳の主婦です。

20代で結婚し、34歳頃に子供が欲しいと思い始めて35歳から妊活と不妊治療を始めました。

妊活期間は2年間で、その後運よく自然妊娠をすることが出来ましたが、その間には不妊治療として人工授精も経験しました。

今回は私の不妊治療の経験と日頃心がけていたこと、また辛かったことをお伝えします。

妊活を始めたきっかけ

妊活を始めたのは35歳の時で、私はコールセンターに勤務していました。

もともと20代で結婚をしたのですが、すぐに子供ができると思っていたので最初は避妊をしていました。

しかし、そろそろ子作りを考えだした34歳の時に避妊をやめても一年間はなかなか授からず、基礎体温をつけて排卵日らしき日に頑張っても授からない日々が半年続いたこともあり、夫婦で話合ってまずは検査をして妊娠出来る身体なのか見てもらおうということになりました。

病院では特に大きな問題や不妊の原因も見つからず、強いて言うなら高プロラクチン血症(女性側の不妊の原因の一つで、間脳-下垂体-卵巣系を主軸とする内分泌機能の何らかの障害により排卵が阻害されるもの。)であることと排卵が読みにくいということを言われたので、通院して不妊治療を開始するに決めました。

実は不妊治療し始めたときは治療をするとすぐに授かるものだと思っていたので、私たち夫婦にとって第一子を授かるまでの2年間はとても長く感じました。

もちろん2年以上治療をされているご夫婦もたくさんおられるでしょうし、その方からすると2年は短いかもしれませんが、私にとってはメンタルの切り替えに苦労したり治療代の高さに頭を悩ませた辛い日々でした。

不妊治療の経験

まずはちゃんと卵は育って排卵しているのか、その時のホルモンは正常なのか、排卵後に子宮内膜は厚くなっているのかなど定期的に診察に行き診てもらいました。

また、卵管の詰まりがないかの卵管造影という検査もしましたが、ネットや友達から聞いていたとおり結構痛みを感じて辛かったです。

検査の結果、私達の場合はタイミング療法から始めることになりました。

排卵日を予測して、そのあたりに夫婦生活を行うことを3回〜4回くらいしましたが、残念ながら結果には繋がりませんでした。

その後は、卵子を質の良い状態にする注射と排卵を促すための注射をしていく治療を行いましたが、それも妊娠することは出来ませんでした。

ホルモンを安定する薬も飲んではいたのですが、何度チャレンジしても結果に繋がらないことにストレスを感じ、気持ちが折れかけていました。

そこの病院は人が多くて、通院するたびに待ち時間が長いこともストレスの要因だったと思います。

その後、友達が通っていた他の病院に転院したことで待ち時間が減り、金額も少し安くなったのでストレスも減ったように思います。

新しい病院でもタイミング療法を試しながら、自宅で出来る自己注射により卵を育てていきました。

始めは不安に思っていた自己注射も、数回で慣れて怖くなくなりました。

しかしそれでも妊娠出来なかったこともあり、ステップアップして人工授精に移ることになりました。

朝早くに旦那の精子を持って病院に行き、人工授精をした卵子を私の子宮に戻してしばらく安静にしてから帰るという治療を4回行いましたが、これも結果に繋がりませんでした。

次は体外受精にしましょうと勧められて、子宮を休めていた時にたまたま授かったのが今の子です。

私は病院に通いながらも足湯を毎日したり、ビールを控えたり(好きなワインはたまに飲んでいました)、玄米食をしたりと温活も同時にしていましたが、今でも何故妊娠できたのかは分かりません。

妊活をしていて辛かったこと

一番辛かったのはゴールが見えなかったことです。

治療を継続しても授かる保証が無いだけでなく、治療費も莫大にかかります。

タイミング治療だけだとまだ少ないですが、それでも継続すると高額になります。

私の住んでいる地域は、体外受精からでないと治療の補助が受けられなかったので全て自腹になってしまったので金銭的にも辛かったです。

人工授精をすると無意識に期待をしてしまい、今回こそはと思い排卵後はお酒を飲まなかったりしていたのに生理が来てしまいがっかりの繰り返しです。

それが何度か続くと、自分は子供を授かることが出来ないのではないかと思ってしまう瞬間もありました。

妊娠できない具体的な原因が分からないからこそ、もどかしい気持ちもありました。

しかもそんな時に友達の妊娠報告や出産報告を聞くことは本当に辛かったです。

以前なら素直に喜べてたことが、素直に喜べなくなっている自分にも自己嫌悪の日々でした。

親戚同士の集まりも行きにくかったり、楽しみにしてくれている親にも申し訳なさを感じたこともあります。

妊娠は誰もがするものだと思ってしまっていたのですが、今では妊娠や出産は奇跡だと思っています。

妊活を始めてそう感じられること、私自身の命も奇跡だと親への感謝を感じれたことは妊活、不妊治療を経験して良かったことだと思っています。

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