1人目だけでなく2人目も不妊治療で授かった妊活体験談

妊活体験談

私は結婚後はほとんど専業主婦をしておりました。

周りの友達より早く23歳で結婚した私は当然友達にも子供がいないためすぐにでも子供が欲しい!と思いはありませんでした。

そんな中、自分たちの結婚式を海外で行うのに義家族を招待したところ、先に結婚していた義姉が初めての妊娠がわかったとのことで飛行機に乗れなく結婚式を欠席することになりました。

その話を聞いて、今まで妊娠についてなんとも思っていなかったのに急に、羨ましい、悔しいという思いが出るようになりました。

結婚式も無事終了し、そこから3ヶ月後、昔から生理不順もあったのですぐに婦人科に行き診てもらうことにしました。

この時、25歳でした。

内診や血液検査をしましたが、そこでの結果は「生理不順をまず長い目で治そう、若いからまだ大丈夫。」とのことで、今すぐにでも妊娠したい私は治療をせずに居ても立っても居られず、その足で不妊治療に力を入れている病院に行くことにしました。

不妊治療をスタート


まず、そこでは初診から不妊治療の種類を聞いたり、血液検査や子宮内のチェックなどしてもらい、その結果、多のう胞性卵巣だということを告げられました。

今まで行っていた婦人科では一切聞いたことがないし初めて言われ驚きました。

しかし、原因が分かり治療法もあったので妊娠はしづらいけど良かったなと思いました。

それからは治療のスタートです。

まずはタイミング法から。

卵胞が大きくならないのが原因だったので、まず、クロミッドという排卵を誘発する錠剤を1錠から始めましたが全く効果が出ず、2錠、3錠、二段階投与をしても効果はありませんでした。

この時点で無排卵で3ヶ月が経過していて焦るばかりです。

次にクロミッドが効かないとのことでHMGやFSHという卵胞を育てる注射での治療に変わりました。注射だと隔日で病院に通わなければならなく、電車に乗り病院までのたくさんの坂を徒歩で通院するのは大変でした。

注射でも初めは弱い刺激だったので卵胞が大きくなるまでにかなりの時間がかかったり、またクロミッドの副作用で子宮内膜が薄くなりなかなか妊娠に至りませんでした。

それでもなんとか排卵まで漕ぎ着けたのは自信にもなりました。

そんな注射の治療の3周期目(不妊の病院に通いだして6周期目)、「今回ダメだったら人工授精を考えましょう。」と言われていたタイミングでめでたく妊娠でき、妊娠中も何事もなく26歳で無事に第一子を出産することができました。

本格的な治療を始めてからは約半年で、運良くタイミング法で授かれたのでトータルの治療費は15万程だったと思います。

第2子の不妊治療スタート

その後、その第一子も1歳半を過ぎ、2人目が欲しいと考えるようになりました。

今回は子連れになるしとても不妊の病院には行けないなと思っていたところ、妊娠中の定期検診をしていた病院でも人工授精までは可能で、託児所付きだってのでお世話になることにしました。

多嚢胞性卵巣は出産後も改善しておらず、また治療の開始です。

まず、クロミッドより作用の弱いセキソビットを処方されましたがもちろん効果はなく、この病院では初めてだったため、HMG注射をしてもらうまで4ヶ月もかかってしまいました。

注射はここでは毎日通わなくてはならず、子連れで大変だったのはありますが、託児所があったのでその点では比較的苦にはならなかったのですが、近くの産婦人科がここぐらいしかなく、2人目妊娠中のママ友に会ってしまうのがとても苦しかったです。

会って話しても、「妊娠?」なんて言われて・・・不妊治療なんて言えないから「ううん、調子が悪いの」と誤魔化して。

毎日会わないように願ってできるだけ身を隠して、なのに大きい声で名前呼ばれたりして…

注射はそれなりに効き、排卵できたのですが、今度はタイミングが合わずで苦労しました。

夫に言うとプレッシャーでできなくなるので完全秘密でタイミングをはかりました。

なのでこの日と言われた時はタイミング取れるかどうかがストレスでそのために子供の寝かしつけなど1日のスケジュールをピリピリしながら考えていました。

ここが一番ストレスで早く妊娠して解放されたい!と思っていました。

無排卵やタイミングが合わなかったりしましたが2人目を考えて通院を始めてから7周期目のタイミング法でなんとか再び妊娠することができ、只今妊娠中です。

2人目もタイミング法だったので費用は15万程だと思います。

妊活をして感じたこと


私は不妊治療の中では比較的すぐに妊娠でき運が良かったなと思いますが、ほとんどの人は治療せずとも妊娠できているので、(1人目の時は子供ができなかったらどうしよう。ゴールが見えないトンネルに入ってしまったようでいつまでいるんだろう)という焦りがあり、病院に子連れで来ている人を見たらもう1人子供いるんだからいいじゃない!などと思っていました。

すると今度は2人目も不妊です。

これはこれで多方面からのプレッシャー(1番は周りのママ友の2人目妊娠)があって辛いのだなと感じました。

妊娠は女性にとってなかなか口を割って話せないデリケートな問題だなと思います。

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