母子別室、同室を選べて良かったおおいしレディースクリニックでの出産体験談

産院体験談

私が出産したのは35歳で初産だったので、決して早い出産とは言えませんでした。

東京で主人と二人暮らしでしたが主人は仕事の関係でいつも帰宅が夜中近くだったので、高齢出産では1人の時間が長くなるのも不安の為、迷わず静岡の実家で里帰り出産を決めました。

実家はまさしく過疎化が進んでいると言える田舎なので、近所で出産ができる病院というのはそもそもなく、病院は車で40分かかりましたが、おおいしレディースクリニックにお世話になりました 。

おおいしレディースクリニックを選んだ理由

おおいしレディースクリニック を選んだ一番の理由は単純です。

妹が出産をした病院がおおいしレディースクリニックで、私の母親もなんの疑問ももたずに、おおいしレディースクリニック を進めてくれたからでした。

それに、料理もとてもおいしいと聞いていたので、それも大きかったですし、実際に美味しかったです。

病院は個人病院で主に診察をするのは院長一人で、検診でも他の先生に診られたことはありません。

院長は無愛想で、必要なことをちょっと悩んだ後に口にするような感じです。

初めの頃はその喋る前の間が、いかにも何か問題があるのか?何を考えているんだ?と不安にさせるその間が不安で心配でした。

でも慣れてくると、それが先生の癖というか何か喋る前にきちんと考えて、その発言の内容が合っているのかをきちんと精査する時間として必要なのだという事が分かったので、平気になりました。

ただ、やはり発言はそっけなく、必要なことだけを言うという感じで、ちょっときつめに聞こえるので感じが良いと思ったことはありませんでした。

ただ、エコーをしてくれる先生は別で、おじいちゃんという感じなのですが、この方はほんとに感じが良く、面白いし優しいしとても話しやすかったです。

おおいしレディースクリニックの良いところ、残念だったところ

個室だという事もあって、費用は助成金だけでは賄いきれず、促進剤も使ったので5日の入院で助成金プラス13万ほどかかりました。

食事はとても美味しく毎回楽しみでしたが、自分の個室で食べるのではなく決まった時間に大広間のようなところで他の出産後の患者さんと集まって食べる感じで、席も決められていました。

出産後は何しろお尻が痛いので、そこまで行くのも大変だし他の患者さんとそんなに親しいわけでもないので初めは一人で食べたいと思っていました。

でも結局は授乳なども授乳室でみんなでするので、他の新米ママと仲良くなれたり、同じ状況の悩みを話せたり、先輩のママさんから分からないことを聞けたりしたので大広間で食べて良かったです。

出産後の入院生活は、子供の授乳と自分の食事が交互に来て、あっという間に1日が終わるという感じでした。

何より良かったのは、母子別室と母子同室を選べることです。

基本的には赤ちゃんは他の部屋にいて授乳もその部屋にしに行きましたが、3時間ごとの授乳も夜の10時まで自分がすれば、夜中の1時と4時の授乳は看護婦さんに任せるかどうか決めさせて貰えました。

赤ちゃんにがっつり慣れたければ、ずっと自分の個室に赤ちゃんといる事もできましたし、とりあえず自分の体を休める事を優先させたかったら、赤ちゃんは別室に預けて授乳だけしに行くという形もとれました。

部屋に連れて行くのは自由でしたから、お見舞いの人が来ている時や赤ちゃんを傍において慣らしたい時だけ部屋に連れていくことも出来て、困ったら看護婦さんに助けてもらうこともできたのが良かったです。

出産時のエピソード

私は夜中に家で破水して、夜中に病院にいきました。

看護婦さんが優しくて安心したのを覚えています。

結局、朝になっても陣痛は全然来ませんでした。

普通なら促進剤を打つのももう少し待つそうなのですが、夜になってしまうとスタッフ数が少なくなって促進剤を使えなくなるということで、午前11時から促進剤を入れ始めました。

促進剤にも効きやすい人と効きにくい人がいると聞いていたのですが、私は効きやすい人だったらしく促進剤を入れ始めたらものの数分で陣痛が始まりました。

自分の個室から、分娩室の隣にある陣痛室というところに移りました。

そこには助産師さんもいて、「痛くて力を入れてしまうと赤ちゃんも大変だから、痛くてもきちんと息はして。日本人は息を止めて我慢しようとするけれど、それはやめたほうがいい」などのアドバイスを頂いたりしました。

便を出すという事で浣腸をしてもらうのですが、すぐ近くなのにトイレに行くのが本当にきつかったです。

促進剤も2本3本と順に打っていきました。

2本目の時点でだいぶ痛くなっていて、いっそこんなに痛いなら3本目いらないのでは?と思いましたがそんなこともなく。

3本目を打った後には、もう無意味に大声を出していましたが、「分娩室に入ったら声は出しちゃだめだから今、たくさん出していいよ」といわれました。

「声を出さないなんて無理でしょ。」と思ったのですが、分娩室にいざ入り力み方を教えてもらうと確かに息を吐かない方が力みやすく、そこからは驚く程無言になり「こう言う事か。」と思いました。

あと数時間かかると言われていましたが、結局は思った以上にスピードが早かったらしく、「先生まだだから、もうちょっと我慢して」なんて声をかけられたりもしました。

赤ちゃんも無事に産まれ、すぐに顔も見せてもらえました。

先生がちょっと無愛想という事を考えても、おおいしレディースクリニックは5段階評価なら環境だけでも4だと思います。

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