当時私は川崎市在住。
息子が2ヶ月の頃から3か月間ほど里帰りをすることになっていました。
2ヶ月から予防接種が始まることを知ってはいたのですが、里帰り先でも助成金などが出るのか心配になりました。
区役所のHPを見ても分かりずらいし….
でもきちんと手続きをしないと全てが自費になってしまったり、健康被害が起きてもどうもできなくなってしまうことがあるのです。
今回は川崎市外でお子さんの予防接種をする場合の申請方法について簡単に分かりやすくお話ししたいと思います。
居住地外の予防接種は自費?
里帰り前に母親に予防接種について相談をしてみました。
母からは「住民票を移さないと全部自費じゃない?」と言われ不安に。
住民票を移すと保険、児童手当のなどの手続きもしなくてはいけなくて面倒に思ってしまいました。
しかし、住民票を移さなくてもきちんと手続きをすれば助成金が出るのです。
子供の予防接種を管轄する厚生労働省にはこのように書いてあります。
保護者が里帰りをしている場合、定期接種の対象者が医療機関等に長期入院している場合等の理由により、通常の方法により定期接種を受けることが困難な者等が定期接種を受けることを希望する場合には、予防接種を受ける機会を確保する観点から、居住地以外の医療機関と委託契約を行う、居住地の市町村長から里帰り先の市町村長へ予防接種の実施を依頼する、又は居住地の市町村長が定期接種の対象者から事前に申請を受け付けた上で償還払いを行う等の配慮をすること。
(厚生労働省 定期接種実施要領より)
“償還払い”と書いてある通り里帰り先での自費ではなく助成金がでます。
川崎市外で予防接種をする場合も勿論自費ではありません。
ただ、予防接種を受ける前に申請をしないと自費になってしまいます。
事前に必ず手続きをしてくださいね。
居住地外で予防接種をする場合の申請方法
早速申請方法についてお話しします。
①「予防接種のお知らせ」が予防接種の少し前になると現住所に届きます。
その封筒に書いてある「川崎市予防接種コールセンター(2018年1月の予防接種担当)」に市外で予防接種を受けたいと伝えます。
②予防接種依頼書の準備。
コールセンターに電話をすると依頼書を郵送するよう言われます。
依頼書はパソコンからインストールできますし、パソコンが無ければ保健所から郵送してもらえます。
③予防接種を受ける市町村医に「予防接種依頼書の宛名」を確認する為電話をする。
依頼書には居住治外の宛名を記入しなくてはなりません。
宛名の書き方は各市町村に違うので、電話をして聞きます。
電話をする前にどこの病院で予防接種を受けるのか決めておくとスムーズに電話ができます。
市町村によっては病院宛てに依頼書の宛名を書かなければいけないことろもあるので。
私が予防接種を受ける市町村に電話をした時、担当者に予防接種をする病院名を伝えました。
すると、病院に居住地外の予防接種が可能かどうか聞いてくれました。
この為病院へ直接電話をすることがありませんでしたが、予防接種前に居住地外の病院へ県外からでも予防接種ができるのか確認もしましょう。
④依頼書の宛名、必要事項が書けたら依頼書を保健所に郵送。
これで申請の完了です。
この後、保健所から「予防接種依頼書」、「予防接種費用償還払い申請書」県外の病院の為の「案内文」、「償還払い用の返信用封筒」が届きます。
一番のポイントは「予防接種依頼書」の発行を必ずするということ。
依頼書の発行をしないまま予防接種を受けてしまうと、万が一健康被害を受けてしまっても市は救済措置をしてくれません。
居住地外の予防接種で必要な持ち物
申請が無事終わりましたら次は県外の病院へ行く際の注意点です。
以下のもを必ず持参しましょう。
・予防接種依頼書
・母子手帳
・予防接種予診票(川崎市のもの)
・案内文
・現金3~4万円
お金はあとで戻ってきますが、県外の病院窓口では一旦全額負担です。
現金は多めに持って行きましょう。
参考までに私の息子のときにかかった費用は
・Hib感染症、肺炎球菌、B型肝炎 23,220円
・Hib感染症、肺炎球菌、B型肝炎、4種混合ワクチン、34,020円です。
償還払いする為に領収書が必須になります。
必ず受け取ってください。
まとめ
居住地外での子供の予防接種についてお話ししました。
これから申請する方のお力になればと思います。
なお、予防接種を受ける病院がある市町村によって紹介した手順通りにいかないこともあると思いますので、あくまで参考までにお願いします。
市外で受けた予防接種払い戻しについても機会があればお話ししたいと思います。
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