不妊治療の末、離婚をしてしまったが再婚したら妊娠できた体験談

妊活体験談

自己紹介となりますが、私が妊活していたのは27歳の頃、結婚2年目でした。

それまでホテルの調理師をしていたのですが、妊娠したら立ち仕事は厳しいと判断し、妊活前にデスクワークに転職しました。

しかしそこからなかなか妊娠せず、不妊治療を行うことを決めました。

初めての妊活

私は20歳の頃に、吹き出物が大量にできたことがきっかけでホルモンバランスが崩れていることを婦人科で指摘され、妊活するまでは低用量ピルを服用していました。

なので服用期間は7年。

妊活をするにあたってピルの服用は止め、そのあとまた少しずつ肌荒れが始まりましたが妊娠したかったので我慢しました。

低用量ピルを服用していた方なら聞いたことがあるかと思うのですが、ピル服用中止後は妊娠しやすくなるらしいのです。

どういう仕組みだったかは忘れてしまいましたが、当時はピルを中止すればすぐに妊娠する!と思い込んでいて、結婚して2年、夫婦ふたりの思い出をたくさん作り、そろそろ子供がほしくなったタイミングで計画的に妊活に踏み出しました。

妊活についての知識は乏しく、とりあえずピル止めて普通に夫婦生活してたら妊娠するでしょうという気持ちでした。

ですが、ピルを止めたあと自然に生理が来たのが40日後、その次も40日後、あきらかに生理周期が長いことが気になりました。

そしてすぐに妊娠できると思っていたのに、それから半年妊娠することができず次第に不安になってきました。

病院に行こうか?でもまだ妊活はじめて半年・・・でも生理周期が長いのが気になる・・・まさかピルの影響?いろんなことが頭のなかでグルグルまわって、こんなに悩むならとりあえず病院で見てもらおうと、近くの産婦人科にいきました。

婦人科でみてもらうと

病院で、これまでのピル服用期間や現在の生理周期を話して内診し、お医者さんが排卵の様子を見てくれました。

結果、私は排卵しずらいということがわかりました。

生理周期が長いのも排卵に時間がかかっていたためで、排卵したとしても時間がかかって育った卵は質が悪く、受精しにくいとのことでした。

「これはピル服用とは関係なく、たぶんもともと妊娠しずらかったのだと思います。」と言われてショックでした。

とりあえず排卵誘発剤とタイミング法で様子を見ましょうと提案され、飲み薬を渡されました。

最初は少ない量からで、それでも排卵を促せない場合はどんどん量を足していくようでした。

ネットで排卵誘発剤のことを調べると、不妊治療とゆう文字が出てきてそこで初めて、「あ、私は不妊治療するんだ。」と気付きました。

主人にそのことを話すと、さほど驚いた様子はなく「そっか、でもそんな治療法があるんだし大丈夫でしょ。」と軽い感じでした。

誘発剤を服用し、しばらくしてまた病院で診てもらうと「う~ん、まだ排卵しなさそうだね。。次は量を足そうか」と。

それが何度かあって、やっと「おっ!排卵しそう!今日タイミングとってね!」と、GOサインが出たので私もテンションが上がり、言われたとおりに夫婦生活しました。

そのあとまた病院で診てもらうと、「う~ん、受精できてないっぽいね。また頑張ってみようか」と。

そしてまたふりだしに戻って、、だんだん夫婦生活が義務化していっているのがわかりました。

それと同時に、喧嘩も増え、夫婦仲も悪くなっていきました。

離婚、再婚・・・そして妊娠

妊活を初めて1年半が経ちましたが、私たち夫婦の間に赤ちゃんは来てくれませんでした。

その頃にはお互い義務的な夫婦生活にうんざりしていたし、それだけが原因ではないのですが仲は悪くなっていました。

そして、私たちは離婚の道を選びました。

周りからは「子供がいないだけよかったよー」「子供いたら離婚も大変だよ」とたくさん言われました。

でも、子供がいたら離婚はしなかったと思います。

思った以上に妊活は精神的に疲れました。

ちなみに妊活に励んだ1年半、1度も主人が病院に付き添ってきてくれることはありませんでした。

妊娠できない原因は私にあるので、主人が診てもらう必要はないと。

離婚したあと私は自分が妊娠できないことが辛くて、子供がいない結婚生活はもう絶対嫌だし再婚は無いなと、ひとりで生きていく覚悟でした。

ですがそのあと縁があり、ある男性とお付き合いすることになりました。

彼には今までのことを全て話し、自分は妊娠できないから先は見えないよと伝えましたが、それでも一緒にいたいと言ってくれました。

そして、妊活のことなんて忘れて彼と付き合って半年後。

生理もあいかわらず不順のまま、なんと妊娠しました。

私も彼も驚きましたが、抱き合って喜びました。

でもこんな私が普通の妊娠できるはずがない、異常妊娠なのでは・・・と不安になりました。

ですが病院に行くと、しっかりと卵のなかに赤ちゃんがいて心拍も確認できて。

その時のお医者さん曰く、「受精には相性もある。そして、【不妊治療不妊】というものが存在する。不妊治療がストレスになって、それが不妊の原因になる」とのことでした。

初めて聞いた言葉でしたが、妙に納得してしまいました。

最初の妊活のときに授かっていたら、どうなっていたのか・・・なんて考える暇もないくらい今は毎日があわただしく、そして幸せな家庭を築けています。

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