産後は里帰りする気満々でいました。
そのことを夫に伝えたところ「俺、育休取るから当分の間は自宅(二人暮らしの)で子育てしようよ。」との発言。
男性の育休は耳にしたことあるけど、まさか夫が取得しようとしているなんて考えませんでした。
旦那に本当に取得できるのか聞くと「大丈夫だよ」と何とも楽観的な言葉。
よくよく話を聞いてみると、会社で育休を取った男性はいないとのこと。
結果的には育休ではなく、有給休暇で育児のために1カ月間お休みをもらえました。
夫が申請した育児期間は1ヶ月
“育休”と聞くとイメージとしては1年くらいでした。
というのも、私の勤め先での女性の育休がそのくらいだったから。
夫もその位とるつもりなのか聞いてみると「1ヶ月」とのこと。
あれ?思っていたよりも短い。笑
さすがに、1年はキャリアのことを考えると長いと言っていました。
少し気になったので、男性の育休はどのくらい取れるのか調べてみました。
“子が1歳(一定の場合は、最長で2歳)に達するまで(父母ともに育児休業を取得する場合は、子が1歳2か月に達するまでの間の1年間<パパ・ママ育休プラス>)、申出により育児休業の取得が可能”
(育MENプロジェクト 育休制度とは より引用
https://ikumen-project.mhlw.go.jp/employee/system/)
ということでした。
こんなに長い期間取得できるのですね。
と同時に分かったのが男性の育休の取得率が低いということ。
3.16%なのです。
しかも、取得期間は5日未満が半数以上。
1年以上取得している男性は殆どいませんでした。
社歴の長い会社ですが、育休申請した人は夫が初。
この事実からもまだまだ男性が育児をすることが世の中に浸透していないのが分かります。
会社に伝えたタイミング
夫は、私が知らぬ間に水面下で育休取得の準備をしていたようで。
私が妊娠をする前から、同僚や直属の上司に「子供が生まれたら育休を取りたい。」と言っていたそうです。
初めは反対されるのも覚悟だったようですが、以外にも良い反応だったようです。
なので私が妊娠した時には、旦那が育休を取ることは周知でした。
本人も育休を申請しやすかったと思います。
もう一つ育休をとることで、夫が配慮したことは会社の忙しさ。
ほとんどの会社には繁忙期と閑散期がありますよね。
ちょうど長男の出産予定日は、閑散期中の閑散期だったんです。
なので堂々と育休申請ができたと本人も言っていました。
もし、出産予定日が繁忙期であれば取得はしなかったです。
本来であれば、育休は会社の忙しさに関わらず取得するべきものですが、難しいことろがありますね。
実際に育休取得者になれたのか
結局、旦那が育休を取れたのかどうかですが….
“育休”は取れませんでした。
でも、有給を使ってまるまる1か月分お休みを頂けることになりました。
なぜこのようになったかというと、先ほども書いた通り男性の育休取得の前例がなく、総務の人も育休制度がよく分からないという何とも言いようのない理由。
旦那は有給が溜まっていたので、会社側もそちらを優先的に使って欲しいということでした。
私たち夫婦としては、1カ月の休暇が取得できれば良かったので問題なし。
それよりも気になったのが長期的に休暇を取得すると同僚、先輩からどう見られるのかということ。。
私の父親(57歳)に夫の育休のことを話すと、「本当に大丈夫なのか?有給明けに机が無くなっていることがあるんじゃないのか。」と本気で心配していました。
旦那の上司と同年代である父親世代からすると、男性が育休をとることは信じられないみたいです。
仕事から一人抜けてしまうと、その分の仕事量は他の人の負担になってしまうわけです。
夫の取得に対して会社の反応を聞いてみると、話を聞く限り良い反応だったということでした。
正直すべての人が良く思っているとは思いませんけどね。
ただ、広報誌に“育児の為に長期休暇取得者”としてインタビューされて記事を載せてもらったようです。
この話を聞いて会社は男性の育休に対して悪く思っていないように感じ、妻としてはホットしました。
まだ男性の育休の制度自体が整っていない会社が多いのが現実なんですね。
まとめ
夫の場合育休は取得できませんでしたが、希望していた長期休暇は取れました。
同僚や上司も、快く子育ての為に休ませてくれたようです。
まだまだ浸透していない男性の育児休暇です。
実際に旦那に育児休暇を取得してもらって本当に助かりました。
育児を一緒に共有できた時間は、これからの人生でも貴重な時間になりました。
育児のことについてはまたの機会に書きたいと思います。
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